家を買いたいなぁと思うときは、家賃の支払いのときです。10万円の家賃を支払っているとして、何だかとても無駄なお金、もっと言えばお金を無駄に捨てているような気がします。 新聞の折り込み広告のマンション発売には、あるいは中古マンションの紹介には、必ずと言っていいほど、同じようなセリフがついています。 すなわち、「家賃並の支払いで、家が持てます」。何というきらびやかな、そしていまだ家を持たない人への、説得力のあるおいしい言葉でしょうか。 しかし、本当にそのとおりなのでしょうか。もちろん頭金が潤沢にあって、家賃と同等にローンを払って、長年家賃を払いながら、知らず知らずのうちに自分の持ち家になる方もいるでしょう。 が、思わぬアクシデントにあって、大きく予定が狂うこともあります。 家賃並みの支払いで家のローンを、の謳い文句を検証してみると、その金利は変動型であったりします。 固定型であっても、短期の、ほんの二、三年の固定型金利に基づく計算であったりします。 特に現在のような低金利、銀行に預けた貯金に、利息などつかないような時代であれば、今後は、金利が上がっていく懸念は100パーセントあります。 詳しい説明は省きますが、同じ10万円の返済額であっても、金利が上昇すれば、利息部分の返済が上昇して、元本部分の返済が減っていかないことになります。 折り込み広告にある、「家賃並みの返済で」の中には、毎月の返済額が家賃と同等でも、小さな字で年二回のボーナス併用と書かれていたりもします。 思わぬアクシデントが、人生にはあります。ボーナスも、一年の家計を通して不足になったところに当てられる場合もあります。 現在の金利の低い時代に、目いっぱいのローンを組んだら、やがてやってくる金利の上昇に、どう対処するのか。 マンションであれば、管理費共益費修繕費などもバカにはできません。長期固定金利で、ボーナスを併用しないで毎月の返済額が、本当に家賃並かどうか、考えただけでも怖くなります。